【かがやく未来②/4】高額療養費ぁゎゃ騙されるところでした

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文責:ファミリアクリニック事業部

 


この記事は【時事コラム】かがやく未来を抱きしめて!、の続きの記事です。
今回は、4つの連続する記事の2番めの記事になります。
次の3番めの記事は【かがやく未来③/4】ニッポンてナンダ?、です。


 

高 額 療 養 費 制 度

ご存知ですか?

 

20年前まではあまり知られていなかったように思います

その頃当時は一旦窓口支払いして、あとで手続きキャッシュバック、みたいな感じだったのですよね

 

ある時(2007年らしい)から事前手続きして限度額適用認定証(以下アカシ)をゲットしておけば上限額以上は請求されない感じになりました

平成世代にはパケホ的な制度になった、というとイメージつきやすいでしょうか

 

その制度変更はけっこうアタリ政策で良かったんですよ

それまでは当時TVとかで、とくに外資系保険会社が、万一に備えて医療保険いかがでしょう?

入院したら一泊何円、え?持病があっても入れるの!? みたいなCMバンバン流していたんですよ

研修医の頃は数人に1人、入院患者を退院させたら民間保険の医師意見書をしょっちゅう書いていました

Daily Dutyが終わった後でしか取り掛かれないので、結構な負担だったんですよね、当時

 

 

みんな知らないんですよ、一定額以上負担しなくてもいいってことを

 

 

え、某産党系病院なので、そういうの利用者に教えて負担しなくてもよくさせるんじゃない?って思うでしょう?

負担できる人は大丈夫なので、何のアドバイスもないんです

病院としては負担できない人から、

いかにキッチリ回収するか、

どうにもならない人をいかに制度を活用して

収益化するか、は真剣でしたね

 

なので、一定数は民間保険の医療特約とか契約されてましたね

そもそも、それ自体が情弱ビジネスみたいな位置付けだったのですがねぇ

時代ですね・・・

 

 

それが制度変更でアカシ持ち患者になっておけば、窓口負担レベルでリミットかかるようになり、事前に多額の現金を用意したり、民間保険で安全域確保したりする必要性に乏しくなり、意外にマスコミにも周知されてみんなに使われるようになりました

 

さて今話題の、高額療養費の上限引き上げ

まぁ現に今制度のおかげ闘病ができている人々にとって寝耳に水もいいところなのですが、

 

その上限引き上げの理由に時の総理が国会答弁で

物価上昇分はきちんと反映させて

いかなければなりません」とのたまいました

ねばねば・・

オイコラちょっとまて(怒

これは100%出鱈目な理由です

ブチ切れた医療者、受療者、相当いるんじゃないですか?

 

 


怒りのあまり色使いがPC黎明期なみにダサくなりました

 

高額療養費、たとえば医療報酬総額300万円の手術入院があるとしましょう

本来は90万の自己負担を請求されますが、アカシのチカラで(仮に)6万円で済んでたのが、制度改変後アカシのチカラが弱まり8万円負担、となるとします

 

病院に入るお金、変わらんのですよ

300万のまま

つ ま り い  ッ !! 

 


 

そして物価が上昇した

→ 可処分所得が減る

 

なので同じレベルの受療を担保する観点からは

物価上昇したのでその分、上限額を引き下げさせていただきます

(さらにディスカウント・・・・・・・します)なので

心配なく医療を受けられますとするのがスジです

 

 

使えるお金が減るからこそ、

公 正 の 観 点 か ら

医療費は減額されるべきなのです

 

 

これではまるで「景気が悪いです、今こそ増税するので皆さん一生懸命働きましょう」と言ってる並に

デタラメなことです

当てコスリってやつです

詭弁以下の妄言に過ぎません

 

 

こんな出鱈目な心構えで医療制度を弄ろうとするから外国人に好き勝手保険医療を喰い散らかされるのです

 

ここまで無関係な物価上昇を答弁のネタとして使うってことは、やはり椅子に座ることだけが目的で、政策とか公約とか、国民の生活や生命財産を守ることなど関心外なのでしょうか?
まーどうせ公約はただちに守るとはならない、とのことですが・・

マサカ(!?) べつに聞く耳もつツモリもないけど、国会答弁だから答えるしかねーから、面倒くせぇ、程度に思っていたりしませんか

 

まぁあなた方殿上人てんじょうびとにとって庶民の生活は遠い非日常の世界なのかもしれませんが、そんな態度を続けていると
本来味方になってくれていた人々にも見捨てられないか心配です

 

 


 

そうそう、

中高年の方は覚えておいででしょうが、
昔は国会中継は静止画だったのですよ!
昔々親に何でテレビなのに動いてないの?
と聞いた記憶があります。
調べてみたら
中継解禁は平成3年みたいですね、
恐るべき昭和文化、、、

 

さて、

いま日本の医療費が爆上がりしています

 

僕らの医療業界の取り分は単価微減(それでいて人件費や物品等調達コストは爆増)なので経営が苦しくなっている病医院もあるかと思いますが、

まぁ当院は来院患者数がパネぇので、スタッフの昇給は物価上昇に何とかついていってスライドさせてますが

何でこんなに跳ね上がるのでしょう?

 

我々が医師免許とった2004年頃の医療費が大体30兆、

(国試の定番問題で絶対必須な知識ですが)

30兆、、、ちょうど前宰相が海外にバラ撒いた金額ですね、

当時は大金と思わされていましたが、

もう湯水のように使える大したことない金額なのでしょうか?

あぁ話がそれた

まぁ日本人ほか全員の当時の1年分の医療費を賄える金額を撒きちらかす日本国スゲーって話はさておき、

20年経った2024年がいくらなのか、データが出揃ってないのですが

2023年が47.3兆で、だいたい去年は暫定48兆超くらいのようです

シンプルに

【30兆が20年で48兆】

つまり1.6倍

 

定率で伸びたと仮定したら
  20√1.6(1.6の20乗根)≒1.0237785

ざっくり年率2.38%の伸び率
これカナリの伸び率ですよね?

 

ちなみに実質GDPが2004年498.3兆
2024年速報値が557.4兆、つまり11.86%増

いや、医療費増えすぎでしょう

GDPに占める割合で考えても6%から
8.6%なっています

 

みなさん医療のために生きて
働いてるわけじゃない
ですよね?

そもそも、皆さんが生きて働き続けられる  

  ようにするため、我々医療者が存在するのです

確かに医療界には医療界にからむ利権構造が
ありますが、そもそも忘れてはなりません

戻 し ま す

高齢者の割合、65歳以上が

  2004年 19.5%、2024年 29.3%、1.50倍

75歳(後期高齢者)以上が

  2004年 8.7%、2024年が16.8%、1.73倍

 

ちなみに総人口は2004年12,778万人から
2024年12,488万人に減っています。

微減といえば2.27%の微減ですが

 

これだけで考えると、ともすれば
 高齢者人口の増大に伴い医療費が
   上昇しているようにも思えます

(高齢者が1.5倍に、とくに後期
高齢者は1.73倍に増えて、医療費が
1.6倍になったのですから!)

しかし内訳をよく見てみましょう

 

後期高齢者医療制度の支出額、データ入手しやすかった2008年2023年での比較になりますが

まず人口絶対数ではなく、振り分けの観点からは割合ベースで概算してみると

制度開始時の2008年の給付が10.8兆

2023年が18.8兆

で、75歳以上の割合は

2008年10.35%(その年の医療費は34.8兆円)、2023年16.1%

つまり、

2008年が人口の10.35%に対し
医療費の31.0%が振り分けられ、
2023年が人口の16.1%に対し
医療費の39.75%が振り分け
られています

なんと!

配分比率で考えると、この15年で後期高齢者のパイは狭まっているのですよ!

(円グラフで書くといいのでしょうが、、
表現が難しい、、、でもいつか、きっと)

 


 

 

これだけだと分かりにくい方に
(ワカりにくいですよねスイマセン)
もう一度、今度は具体的な
人数で出してみましょう

2008

総人口 12,769万人うち後期高齢者1,322万

医療費総額34.8兆円、後期分10.8兆

2023

総人口12,435万人うち後期高齢者2,005万

医療費総額47.3兆円、後期分18.8兆

 

た し か に

 

2008年は後期高齢者1人あたり816,944

75歳未満1人あたり209,662

2023年は後期高齢者1人あたり937,656

75歳未満1人あたり273,850

となり、後期高齢者の単価は上がっています

上がり方のペースは後期高齢者の方が緩やか

(後期高齢者14.776%upに対し75歳未満は30.615%up)

 

こういった数字!    

最初から政府が出してくれたらいいのに

(ちな1人当たりいくらとか
出したら、みんながイメージ
しやすくなってしまい、すぐ
紛糾するから嫌がられる)

パイ配分なので今度は割合で考える

2008年当時人口の10.35%しかいなかった
勢力が医療費予算の31%超も取ってたのに

昨年2023年は人口の16.12%に増えた
グループが医療費予算の39.75%を
奪い合っているのです

1.56倍にも勢力を増したのにですよ?
本当は31%が1.56倍の48.28%に
増えて欲しいじゃないですか!

それが39.75%しか割り当てられ
なかった、ということになります

(今出た%ベースの数値は先ほど
の概算とほぼ合致する)

 

つまり今の後期高齢者は15年前の当時の後期高齢者と比べて窮屈なのです

 

数字のトリックみたいに見えると思いますが、会社の部門別業績とかに例えると分かりやすいのかも知れません

つまり後期高齢者は該当者が増え過ぎているのに、割り当てが減ってきているということになります

 


 

ところが政府は

高齢化に伴い医療費が増え続けているから、どうにかしなくてはならない!

  国民の皆様、どうかご負担よろしくおねがいしますッ!!」

ってハラ積もりのようです

 

いやいや、政府さん

その前に他部門の財布の紐引き締めましょうか

そして今触れたように、本当に医療費高騰の原因を高齢化のみに帰結・・・・・するのは安易すぎやしませんか?

そんなシンプルな話ではないはずです

 

 

そして高齢者の立場になって考えてみましょうか

私たちが老後を迎えて私たちの医療費はどうなるの?

長年ずっと払ってきたのだから上世代と同じぐらいの扱いうけるべきよ

 

 

ちょっと待ってください?

 

制度として上の世代を厚遇すると決めたのはあなた方の世代・・・・・・・ですよね?

ならば、あなた方の世代をどう扱うかを決めるのは今の世代・・・・となりますよね?

 

この記事の終盤で論じますが、上の世代に好き勝手使わせて

喰い潰されたのだとしたら、そのツケを引き受ける・・・・・・・・のは

 

それを決めた世代・・・・・ですよね?

 

 

いくら少子高齢化とはいえ、確実に・・・高齢者はいつか亡くなるわけで、

さらに我々の業界も無尽蔵に高齢者に医療費を注ぎ込むこと自体、

社会悪として認められていない(一定以上

コストかけると、よほど正当な理由が提示できないと

色々な詰められ方をする・・とかしない・・・とか)わけで、

それだけでここまでの状況にはならないと考えています

 

なので後期高齢者への割り当てが減っている(パイ自体は

拡大したが人口比率の割り当てが減っている)にも

拘らず医療費の増大を抑えきれない

 

1人当たりの医療費増えている

割には、どうも現役世代は

現役世代で恩恵を感じ取れない

 

そういった背景を深掘りしてみたいと思います。

 

 

端的に言うと、近年ナニカが医療費の一角を占めるようになって、

相対的にみんなが窮屈な思いをしているのではないか?

そのナニカに早く気づかないと医療費の肥大化を抑制できなくなるのではないか?

そのナニカを探求するクエストです

 

 


 

 

話を進める前に、念の為、立ち返って、、

 

高齢者増えるとフツー医療費増えるだろ、と思う方へ

確かにその通りなのですが、一方でコレは現実的に対策可能・・・・なんですよ

もう現に一部で進行中・・・ですし(前述のとおり)

 

 

シンプルに考えるために、独立会計になっている後期高齢者医療制度をもとに考えてみましょう

後期高齢者は75歳以上を指しますが

特に、近く当事者になられそうな世代の方々、我々

氷河期より上の世代の方々に問いたいのですが、、、

 

 

すでに長らく医療を受け続けて75歳を迎えた方を絞るのは

(既得権益ではなく)人権上の問題が絡むので困難ですが、

新しく後期高齢者になった人々が後々、無尽蔵に医療の恩恵あずかれる本当にお考え・・・・・・なんですかね?

 

 

昭和の頃・・・・はさておき、

我々平成後半育ち・・・・・・の医者からは、少子高齢化で医療予算を無限に使える・・・・・・・・・わけではないのだからと、緊縮財政における振舞いを叩き込まれてます

え?いま日本は緊縮財政ですし、何の問題も無いスよネ?

 

いま40代以下の医者はある程度そうだと思いますが、特に我々はデフレ文化青年期を過ごして他業界に進んだ同級生たちはブラック企業罵られながら若年期を生き延びて・・・・・きた世代です

同世代の医者の多くは所得制限・・・・・・・の罠にかかり、子育て充実政策の恩恵にも与れず2~3日に1日は納税のために仕事をし、子育てしつつ・・・・・・社会インフラの一翼を担い奔走し続けてきた世代です

(こうした状況を業界では働き損の子育て罰とも揶揄されます)

 

 

えぇ、もちろん稼げる人の社会的使命とは思ってますし、いまさら不満ブチ撒けたいのではありません・・・・・

ただ、

こういうディストピア作り上げた

のはどちら様でしょう?

 

我々が成人して社会に出るまでに、

用意周到に、罠のような仕組みを作って

待ち構えていたのは

どちら様でしょう?

 

氷河期より上の世代の方々は金でも積んでおけば、

老後も安心

自分たちには無尽蔵に医療費注ぎ込んで・・・・・

もらえる・・・・とお考えなのでしょうか?

 

わかっておられない人が多いのですが、

医療はマンパワーです

 

今の・・後期高齢者ならまだ日本を支えてきて尊敬を受けている世代

含まれていると思いますが、10年後・・・の近未来どうなると思います?

 

 

いまから10年後、およそ全ての現役世代は氷河期以降の世代になります

その現役世代から見て、その時代の高齢者はどのように映るでしょうか?

 

 

今現在ですらずいぶんと甘やかされて育ったな、よくそれだけの傍若無人な態度取れるよな、そういう高齢者もたまに遭遇します

そんなあなた達は、もしかしたら自分のために一生懸命になってくれる医療者に巡り合うのは困難かもしれません

どうか10年先もお元気で

お過ごしになってください

 

 

今現役の氷河期より下の世代の方、衰えてしまう前にシッカリと足腰を鍛えておいてください

忘れてしまってる方もいるかも知れませんが、そもそも我々先住日本人

世界有数・・・・戦闘民族です

常日頃から爪を研いでおかないと、いざ

いう時に誰かを守ることはできませんよ!

 

 

そして団塊のの世代の皆様、新人類だった皆様、バブルを謳歌した皆様

今のうちに・・・・・楽しんでおいてください

 

 

バブル崩壊までに将来世代に残すべき資産伝統文化喰い散らかして、健全な中小企業達を海外資本にハゲちらかして、

老後はシッカリお前らが面倒見ろよ?

 

いやいやアンタら、俺らに・・・仲間達に・・・・向かって

いくらでもオマエの代わりはいるんだ

とかぅてはりましたよね?

 

人に言ったこと時代を超えて自分に戻ってくるんですよ?

まぁ、それは後々ジックリしっかりワカラセて・・・・・あげるとして、

話を戻します

 

 


 

 

物価スライド、実質賃金、GDP成長率を考えてもこの伸び方は相当ですよね

異常に高い抗癌剤がいくつか保険適用になった件を差し置いても、それほど使うものでもないのに何故?と思っていました

高額な医療機器普及してしまえばそれまでだし、ナニカどこかバケツに穴が開いて資金が流出・・・・・してないか疑いたくもなります

 

まぁ異常に高い抗癌剤といえばオプジーボが一番有名ですが、具体的に令和⚪︎年に日本全国でオプジーボに⚪︎⚪︎円支払いました、というデータはパッと検索されなくて

薬剤系の業界ニュースサイトで纏められていた記事から得たデータでは
2023年の抗癌剤市場が1.96兆円、うちオプジーボは1.65兆1645億(訂正)とのことです

製薬会社の売上ベースなのですが、薬価差益

などないゼロに等しいので抗癌剤薬剤費は2兆円

見做して差し支えないでしょう

ナカナカの金額ですが、いうほどヤバくはないですね

 

 

まぁそのうち異常に高い新薬は、日本の医療保険制度では抱えきれなくなって

ウチの家計でそんなモノ買えません!のび太母みたく

諦めさせられる近未来がくるかも知れませんね

 

それよりも、もしかしたら

タマキさんが指摘していた件も

一因・・かも知れませんね

 

2月15日、国民民主党の現在ヒラ扱いヒラ扱いの玉木雄一郎氏が投稿されたXより、批評のために引用しますと

(3/4 深夜追記:本日なんと奇しくもタマキ氏が代表
復帰の日でした、何の因果か大変失礼致しました。
訂正して謝罪し、党員登録をガチで検討します。)

「外国人やその扶養家族が、わずか
90日の滞在数千万円相当高額・・
療養費制度・・・・・を受けられる現在の
仕組みは、より厳格な適用となる
よう、制度を見直すべきです。

現役世代が苦労して支払う社会
保険料は、原則日本人の病気や
怪我のために使われるべきです。」

余談挟みましたが、
海外勢への医療費負担の問題

実はとっくに業界誌の、日経メディカルで

(会員でないと最初の方しか読めないのですが)

 

訪日外国人が突いた医療保険制度の隙
という記事で今から8年近く前・・・・・の2017年
4月21日にすでに問題提起されていました

 

 

論評のために公開部分を引用させていただきますと

 


(以下引用)

 

訪日外国人に我が国の質の高い医療を提供し、外貨を獲得する目的で政府は医療ツーリズム体制の整備を急速に進めている。広報の成果か、日本の医療を受けようと様々な国から多くの外国人が日本の医療機関を訪れるようになっているが、その一方で、外国人診療に携わる医療者からは日本の公的医療保険制度への影響を懸念する声が挙がっている。「一部の訪日外国人が日本の保険医療制度の隙をつき、公的医療保険を利用して高額な医療を受けている。国内の医療費が膨らみ続ける中、こうした事態を見過ごしてしまってよいのか」という指摘だ。

 

外国人診療の実態を取り上げた記事の執筆のため、医療機関へ取材をしていたところ、興味深い話を聞いた(関連記事:「日本の常識は通用しないと肝に銘じよ」「検査の後に『支払えない』と言われないためには」)。

 

外国人患者の中には短期留学中に高額な治療・高度な手術を受ける患者、滞在期間の期限直前に高度な手術を受けて滞在期間を延長する書類の作成を医師に求める患者などが一定数いるのだという。

 

その他にも、患者に付き添っていた「通訳」と称する人物が数十枚もの健康保険証を持ち、待合室で患者の氏名を確認して手渡していたというエピソードも聞いた。

 

こうした患者の多くは、薬剤費が高額なC型肝炎や癌の治療、高度な手術などを受けるために来日していたという。医療ツーリズムのために政府が創設した「医療滞在ビザ」の仕組みでは高額な医療費や滞在費がかかることから、「目的外入国をするなどして、日本の医療保険制度を都合よく利用している訪日外国人が急増している」(看護師A氏)というのだ。

 

訪日外国人による医療保険制度の利用法には幾つかのパターンがある。1つは国民健康保険の被保険者資格を取得し、最低レベルの保険料を支払い高額療養費制度を使うケースだ。

 

日本では在留期間が3カ月を超えれば、外国人も国民健康保険の加入対象となる。保険料は前年度の所得により決まるため、前年度に国内での収入がなければ年間数千円で済む自治体もある。「留学」に加え、外国人起業家向けの「経営管理」といった在留資格を取得した外国人は、国保に加入すれば、本人はもちろん扶養家族も保険診療が受けられる。

 

国保に加入した外国人に緊急の医療が必要になれば、日本の医療保険を利用することは当然の権利といえる。だが、手術や慢性疾患の治療を受けることを目的に短期留学をしたり、起業予定の有無にかかわらず在留資格を取得して治療のために家族を呼び寄せる例もあると聞く。

 

中小企業のサラリーマンやその家族が対象の「協会けんぽ」で、加入資格のない人を扶養家族として申請している企業があるという事例もあった。上記で示した何枚もの健康保険証を配布していた事例は、これに当てはまるかもしれない。

 

さらにはこうした日本の医療保険制度の隙を突くような保険資格の取得を手引きするブローカーもいるという。このように日本の医療保険制度を不適切な形で利用する人々からすれば、「日本の保険証はあたかも医療の割引チケットのように捉えられている」(看護師A氏)。

引用ココマデ

 


 

 

そもそも医療保険国民皆保険制度とは、

若いうちから保険料を納めて、その上で老後に医療を担保してもらうというのが制度趣旨だったはずです

それゆえにというシステムではなく、曲がりなりにも保険という体裁を採用していたはずでした

 

保険は事故率(保険事故発生率)から料金料率が定められて、結果
加入者(被保険者)から保険料を徴収し、保険者(制度側)が
資金を「安全運用して」保険事故に備えるという性質を持ちます

 

自動車保険とかが一番わかりやすい例になると思いますが、

その保険の枠組みで支払いを想定される損害賠償総額の総和を加入者数で割れば、すくなくとも保険の体裁・・・・・を作れます

加入者が多いほど統計的に平坦化されるので、
業界全体で大体いくらの保険料の設定をしたら
このくらいの補償相場が生まれる仕組みです

 

 

なので、医療については税による制度担保よりは個々の支払いについては保険という枠組み親和性が高くなります

(そもそも単年度会計を旨とする税の支出先として、不特定多数高頻度の受療行為の決済に向かない。制度支援金が精々関の山)

 

 

保険事故率が低い若いうち・・・・・・・・・・から保険料を払い続けて、生涯の保障を得る、事故率が高くなる老齢期・・・・・・・・・・・にも安心して過ごせる

そういう理念で生まれた

互助会的性質

を持つ国家制度なのです

 

 

そして保険という体裁国家会計の外に出す・・・・・・・・・ことにより、

国家にとって「国民の権利」として保証する必要がなくなり・・・・・・・ます

 

 


 

 

誤解・・されやすいので、日本
空想の他国比較しますね…

 

空想他国では国として国民の生存権を担保すべく

「病院を作って、そこに医療者を配属させて、外国人であっても医療にアクセスできる」環境を用意しています

そして、国民に対する行政サービスとして、所得税率に応じて医療にかかったお金を控除しているとします

コレは制度としてアリですよね?不公平感も少ない

 

旅行者が当該国で体調崩しても病院にかかれる

その国で納税しているわけではないので、医療費控除の恩恵には与れない

でも出国時に民間保険に加入したので、帰国後に手続きすればお金が戻ってくる

スタンダードな感じがします

 

 

さて、今度は日本国では国として国民の生存権を担保すべく「病院を作って、そこに医療者を配属させて、外国人であっても医療にアクセスできる」環境を用意しています。これは同じ

そして、国民に対する行政サービスとして、所得税率に応じて医療にかかったお金を控除してます。これも同じ。

全ての国民と3ヶ月以上の滞在外国人は健康保険に加入して、保険料を納めることを前提に現役世代であれば医療費の70%分を給付され、さらに一定額以上は負担が0となります

 

 

これ、どこまでが国家として国民に

担保すべき人権だと思います?

 

最初の一段目、病院をはじめとする医療制度の構築、までですよね?

 

 

二段目の医療費控除はどうでしょう?これも国民に対する、強いて言えばこれも生存権の担保とも言えるのですが、外国人や非納税者が控除されないとはいえ生存権が脅かされるとまでは言えない

 

わかります?

非納税ということは、基礎控除などで最低限文化的で健康に暮らす資金は非課税とすべき、とされた結果であり、そのお金を医療に費やしたからといって、さらに生存権が脅かされることはないからです

(生存権が脅かされていないからこそ、受療できている)

 

じゃあ医療費控除を受けられる人は?

支払った医療費は課税された可処分所得から支出するべきであって、さらに控除するのは厚遇だ!とでも思います?

これは国民が労働と納税の義務を果たすにあたり、体調の不良を排し健全でよき納税者たるを担保する国の制度上の優遇であって、本来的には(自然発生的に生まれた自然権としての)国民の権利ではありません・・・・・

政策上の恩恵として国民に付与した権利という性質を持ちます

 

 

じゃあ三段目の国民皆保険制度は?

これはどう考えても国家が担保すべき国民に対する生存権の保障とは性質を異・・・・にします

 

 

サヨクの皆さん
わかってますか?

 

あなたたちが声高に叫んでいる権利は、本来は

「この国に病院を作れ、この国に医療という制度を用意しろ」

までしか言えないんですよ?

 

 


 

 

2月21日にタマキ氏の発言に対して

特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワークとかいう如何にもな団体イカ・・・・・がお気持ち表明してますが 、引用しますと

『高額療養費の問題を、外国人に対する誤った認識にすりかえ、「現役世代」である外国人も払っている社会保険料は、日本人のために使え、という驚くべき発想。これを排外主義、そして差別と言わずして何と言ったらよいのだろうか。』

え?にしの日本人が後続の日本人
のために作った制度ですが、何か?

これに乗じて有田芳生という某産党夫婦のサラブレッド氏も『国民民主党 玉木雄一郎代表による、差別・排外主義発言に抗議します。』とか曰ってますが

事情も汲まずレッテル張りする
とかどうなんでしょうか?

如何に的外れなのかが分かりますよね?

 

 

日本人が、自分たちや後続の世代のために作り上げてきた宝、その果実を勝手に俺にもよこせと奪いにくる

それを守ろうとする差別主義者め、と罵倒する

 

 

これを日本人差別と言わず何と言う?

このレイシストどもめ、恥を知れ、恥を!

という疑いの眼差しを向けられてもおかしくない発言ですよ?と、ここまでがワンセンテンスだ、よろしいか?

『HUNTERxHUNTER』冨樫義博
35巻 No.370◆観察 より

 

マサカ、日経メディカルが指摘した記事が当時あまり周知されていなかったからと、奇貨チャンスとみて機に乗じて某国人につけこませていたんじゃありませんか?

 

そしたら案の定ですよ

6年超経過した2023年5月の記事として、ダイヤモンドオンラインでも実態が取材されています

 

中国で話題「日本で会社作れば、医療タダ乗り」、保険診療天国ニッポンの落とし穴 | China Report 中国は今 | ダイヤモンド・オンライン

 

もうこれは日本の医療制度の穴をついて果実をもぎ取るスキームと化していたようだ、と言えますね。

 

 

特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワークの活動家の皆さん・・・・・・・、実はとっくにご存知でむしろ積極的に対外周知なさってたりしませんか?

 

 

さらに最近では外国籍の国保加入者(たとえば留学生)が、母国で受けた医療費を日本の海外療養制度を用いて現金化するスキームも紹介されていると聞きます

本当だとしたらコレ、いくらでも、書類偽造されてたとしても検証できない・・・・・・んじゃないですか?

 

 


 

 

ところで国連さん?

外国人に国民皆保険制度や高額療養制度を使わせないとしたら人権上問題ですか?

 

 

だったら敵国条項はずしてからモノ言ってもらえませんかね?

我々の祖先がオマエラの敵だった枢軸国だからいくらでも蹂躙してよいとでも思ってませんかね?

 

 

ひょっとして国連は政府と一丸となって、外国人に高額療養費をプレゼントするために政策の持続可能性を確保するために、高額療養費のリミットを上げようとしているんじゃありませんか?

 

 

周知されてきていますが、国連はすでに某国により民主的プロセスを通じて既に乗っ取られおり統治機構としては何ら機能していません

現に戦争も紛争もテロも止められてないでしょう?

架空の温暖化対策をビジネスのタネにして色んなガラクタを他国に売りつけているだけの下世話な集団に成り下がってます

 

 

史上最低の国連総長と呼ばれた潘基文パンギムンは縁故主義で職員を採用して、シリア虐殺の時も何のアクションもせず、世界中のジャーナルで猛批判されてもどこふく風のご様子でした

この評価は当時退任する時に国連職員の声として地上波でも取り上げられていたと記憶してます

 

 

えぇ、近年、わが国でも似たような態度の行政長官、、、何をどう訴えかけてもネバネバするばかりで我々も当事者として困らせられています

 

 

マサカと思いますが、そういった国連幹部たる某国人の不利益に直結するから、我々に対し人権を盾に色々な勧告とかしてたりしませんか?

 

 

先ほど紹介した記事にもあったように、最初は留学生として来日して経営管理ビザに切り替え家族を呼び寄せ、ある時は転売ヤーを使って非課税荒稼ぎビジネスが横行しているとかも言われてますが、真偽の程さておき500万の見せ金でビザ取得とかサスガに緩すぎる気がします

 

 

まぁ正直、僕個人としては外国籍だろうが日本籍だろうが、日本語でコミュニケーション可能であれば当該人物の医療管理を提供することに吝かではないですし、来院者の外国人比率が徐々に増えつつある現状、これも一つの時代の流れと思いつつラインハット関所の川を眺めていますが、

こういう制度の穴を使って果実をもぎ取ろうとする、それを黙認する流れには反対です

 

 


 

 

そういえば昔コオロギ美味しそうに食べてた元有力政治家が海外の皆さんに、日本に残ってくれるなら「最初は永住権をとってください。いずれ国籍をとって日本人になってください」「新しい日本人をどう作っていくか、という議論をやっぱり前提として」移民を議論しなくてはいけないと仰って、それが中国語字幕付きで動画拡散されているようです

ご本人も否定されているように、特定の国民(民族?)に向けて発したというのはフェイクとのこと、に公開されてました

いつものようにブロックしながらキレ散らかしてるご様子ですが、不特定多数の外国勢に新日本人募集中アピールするのも大事なのでしょうが、しっかり国内にも私の正体はこんな政治家です!ってアピールして下さいネ

間違ってもご自身の立ち位置を党内中道右派とか思ってはならないですよ?

 

 

まぁ自体、アレなのですが(後述するかも知れません)置いておいて

 

 

だとしても、貧困で明日の医療費にも困っている人が大挙して押し寄せてきたら困るのは先住日本人なのですよ

その結果、あなたたちの大好きな、国の宝とまでよばれる新日本人との軋轢が生じます

 

 

もちろん前フリとして、新日本人に逆らえないほど先住日本人を貧しくさせておく、そういうシナリオも想定しておかなければならないのかもしれませんが、、、

それって正攻法じゃないですよね?

 

 


 

一部の法知識≒ゼロのくせに一丁前の活動家たちが「人権ガー」と騒ぐのですが、そもそも互助会的性質をもつ日本の医療保険制度の虚をつくような運用をして、蓋されたからと騒ぐのはスジ違いです

 

都合が悪くなるとすぐ相手を差別主義者レイシスト扱いするのも活動家仕草ヒガイシャムーブで笑えます

 

短期滞在であれば通常は民間保険に入って入国するのが真っ当な対応ですし、もし今後中長期滞在を増やすのであれば、新しく制度を立ち上げるか民間保険会社が創意工夫して商品設計すればいいのです

何というビジネスチャンス(!!)

 

 

それが本来の医療ツーリズムの在り方ですよね?

公的保険を使ってこれ以上我々に仕事を押してけられても困ります

そんなこと続けられると皆さんの使う分なくなってしまうと思いますよ?

どうしても日本に医療ツーリズム文化を根付かせたい、もしくは外貨を稼ぎたい、というのであれば海外勢向けのシステムを構築するのが正道です

 

 

つまり歴々の日本人が紡ぎ上げた日本の、後続の世代のためにらバトンを繋いできた日本の皆保険制度に、無秩序な加入や喰い潰しを黙認することは、先住日本人に対する重大な人権侵害でもあります

 

 

しかし現行ではもし単純に加入させない、とするならば永住権取得者や国籍取得された新日本人の人権とは衝突しますよね?

 

つまりこれは公共の福祉に反するということです

 

 

義務教育以来耳にしない懐かしワードに思える方もいるかも知れませんが、「公共の福祉」とは法律ワード的には「人権相互の衝突を調整する必要がある案件」を意味します

 

つまり、政治的に、制度的に方針を定めて調整を行わなくてはならないということを意味します

 

ここまでくればわかりますよね?

 

 

必要な結論・・・

『移民を論じるなら制度つくれ

みんなが納得するようなシステムを作って、

国民的合意のうえで緩やかに移行図れ』

ということですよ

 

なにせ国民の受療権担保の問題生存権に直結する重大な問題なのですから

もっともっと大きな議論があって然るべきです

 

(医療費とともに徴収される年金はさらに別の問題、ここも話したいこと多いですが、そもそも根底からして腐ってます。気になる人は「花澤武夫回顧録」を検索してみてください)

 


 

川口あたりで一大勢力となっている外国籍某民族集団が(・・・サトシの旅はまだまだ、つづく!

2025/03/04
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